狐白(こじろ)の漫画ブログ

狐白(こじろ)の漫画作品展示用ブログです❗

今日もSNSでは①「無断転載」

使い始めたばかりのSNSで、トラブルに遭って心が折れてしまうSNSビギナーは多いのではないでしょうか?

 

私自身、いろいろなトラブルに遭いましたし、誰かがトラブルに遭っているのを見かけました。

 

始めたばかりで何もわからないためSNSのトラブルに遭ってしまい、悲しい目に遭う人を減らしたいと思い、この漫画を描きました。


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「イラスト作品の無断転載」

 きれいなイラストや大好きな漫画のキャラクターのイラスト等を見かけると、テンションが上がっちゃいますよね!また、絵を描く方は、素敵なイラストが描けたとき、大好きな漫画のキャラクターイラストが描けたとき、すっごく嬉しい気分になりますよね!・・・でもそのノリにノッた気分を壊されることもあるのです。

 

 「無断転載」とは、小林航太さんは、「著作権者の許諾を得ずに、複製した著作物を、さらに著作権者の許諾を得ずに発信する行為であり、複製権および公衆送信権の侵害にあたります。」(注1)と本で紹介しています。簡単に言うと、他の人が描いたイラスト作品を、描いた人の許しを得ずに、自分のものとして投稿しちゃう等のことです。

 

 実は狐白さん・・・SNSビギナーの頃に被害に遭いました。

 ある人気漫画のファンアートを描いて始めたばかりのSNSに投稿した時、特にどこがとかは説明なしに「著作権違反だよ」とコメントがきました。当時の私には何が悪いのかさっぱりわからず、SNSにイラストを投稿するのが怖くなり、しばらくペンを置きました。後で気が付いたのですが、私の描いたファンアートが知らない誰かに無断転載されていたらしいのです。それを見た第三者が、私を無断転載した側と勘違いしたのでしょう。それで、私に注意のコメントをしたと・・・ひどい話です。

 

 さて、この「無断転載」ですが、どうすれば防げるでしょうか。INPIT愛媛県知財総合支援窓口の方にお話を聞きました。

 

 まず、説明文やプロフィールに「無断転載お断り」と明記すること。「無断転載」が悪いことと知らずにやってしまう方もいるので、知らずにしてしまう方に対しては効果があると思われます。

 

 他に、イラスト作品を描いたのが自身だと証明できるようにすること。それには、次のような方法があります。

○作品内にサインを入れる

○作品内にSNSのIDを入れる

○作品内にウォーターマーク(透かし)を使う

○作品内にコピーライトマーク(©)を入れる

 「自分の作品にサイン等を入れるのは、ちょっと気が引ける・・・」という声を見かけたことがあります。しかし、サイン等には大切な役割があります。画家のUDAさんはブログでサインを入れる理由について、「誰が描いた作品か証明する役割がある」(注2)「作品が完成したという意味もある」(注2)と書いていらっしゃいます。サインには重要な役割があるのです。ですから、自分の作品を守るためにサインすることをためらわないでほしいです。

 この方法で気をつけることは、「自分の作品であることをちゃんと証明できること」です。誰のものか判別しにくい記号のようなサインや複雑過ぎるサインは、あまり効果がないと思われます。自分のサインを思いつかないという人は、別に無理に個性的なのを考えなくてもよいのです。文字でサインを考える方もいらっしゃいます。SNSのIDをサイン代わりに使うのも、その考え方の一つなのでしょう。サイン等は、消されにくいように、色の境目や色がグラデーションになっている部分にすると、さらに無断転載対策の効果があると思います。ウォーターマークは、簡単に言うと透かしで自身のサイン等を入れる方法です。この方法も作品内で見えやすく消されにくい場所を選んで使用するとよいと思われます。コピーライトマークとは、作品の著作権が自分にあることを示すマークのことです。

 

 対策方法をいくつかあげましたが、「無断転載」は防ぎにくいトラブルなのだそうです。自身のトラブルを語ってくれた方の中には「サインを消されて無断転載された」「コピーライトマークを付けていたけど、それでも無断転載されていた」という方もいました。ですが、どうか無駄な努力と諦めないでください。対策について知ることやそれを実行することは、自分を表現する場であり自分の「好き」を見つける場であるSNSを楽しむために大切なことだと思います。

 

 発信する側も受信する側も、便利なものを楽しく利用するために、必要な情報を取り入れていきましょうね。

 それでは・・・楽しいSNSライフを!

 

(注1):参考著書 小林航太.「オタク六法」.株式会社KADOKAWA,2022,p.056

(注2):参考Webサイト UDA."絵を描いた後のサインは必要?入れる位置や書き方について解説".ワケを聞こうか.https://wakewo-kikouka.com/,(参照2023-09-01)